電報とは何?電報の歴史からわかりやすく解説!

でんぽう
電報は、社会人になったら使うこともあるツールの一つです。
しかし、多様な連絡手段が用意されている現代では、今まで使う機会がなかったという方も多いでしょう。
「そもそも、電報とは何?」という状態の方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、電報とは何かをわかりやすく解説していきます。

電報とは何?

電報は、1869年になって始まったサービスです。
電話機が登場したのが1933年で、郵便サービスも鉄道もなかった当時は、連絡手段に乏しかったといえます。
離れている方とのやり取りは、手紙が主流でした。
電話やメール、各種SNSなどでの連絡が当たり前になった現代人にとって、どれだけ不便な時代だったかは想像に難くないでしょう。
そんな折、ようやくできたのが、電気信号(モールス信号)で遠方とのやり取りをスムーズにする電報でした。
電報局同士を回線で繋いでいるので、県同士が離れていても、一瞬でメッセージを届けられます。
電報局で受け取ったメッセージは台紙に印刷されて届けられるため、手紙なら数日かかるところでも、当日中に届けることができました。
最初はテスト的に東京都から神奈川県の間で利用されていましたが、やがて全国的に利用されるようになっていきました。

モールス信号とは

モールス信号は、スイッチを押した間隔で文字を表現します。
スイッチを押している間だけペンと紙が接し、紙が送られるようになっています。
スイッチを短く押した際は短い符号(トン)で、長く押せば長い符号(ツー)と表現される仕組みです。
日本では、「・ ―」(トンツー)なら「イ」、「・ ― ・ ―」(トンツートンツー)なら「ロ」といった形で、短い符号と長い符号の組み合わせを、カタカナに変換して読み解いていました。
当然、短い符号と長い符号の組み合わせにも限りがあるため、漢字には対応していません。
当時の画期的な技術ということもあり、モールス信号を用いた電報を一つ送るだけでも、高額な費用が必要だったようです。

それまでの高速通信手段

どこでも手紙だけに頼っていたかというと、そうでもありません。
実は、手旗信号や腕木通信などもあります。
手旗信号は、手に持った旗を振って、その振り方や形で文字を伝えるものです。
腕木通信は、塔のような場所に設置された、腕木と呼ばれる装置の形で文字を伝えるものです。
人から人、あるいは塔から塔へと旗や腕木の形で文字を伝えれば、たとえ離れていても素早くメッセージを届けることができました。
日本でも、手旗信号はよく使われていた手段だったようです。
しかし、人的コストがかかることや、旗の形を覚える必要があるなど、問題点も多くありました。

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