電報のマナーには、さまざまなものがあります。
お葬式の際は、特に相手方が大事な人を亡くしているため、マナーに気を付けて送る必要があるでしょう。
ここでは、弔電のマナーについてご紹介します。
忌み言葉に注意
弔電も、祝電と同様に送り先は会場宛にし、会場に届けて良いか事前確認が必須です。
同様に、弔電においても、忌み言葉があります。
「再び」や「続いて」、「ますます」や「重ね重ね」のような言葉は、不幸が連続することをイメージさせるため、印象が良くありません。
また、葬儀には四十九日という言葉も関係しますが、四や九は「死」や「苦」を連想させるため、避けるべきです。
相手の宗教を意識した文章に
弔電では、相手の宗教を意識した文章にすることが大事です。
仏教式の葬儀は、亡くなった人が極楽浄土へ辿り着けるようにと願って行う儀式です。
「ご冥福をお祈り……」といった文面はOKですが、極楽浄土は天国と異なるため、「天国へ旅立たれた……」といった書き方はNGとなります。
キリスト教では逆に、供養や成仏など、仏教を連想させる言葉は使わないようにしましょう。
相手の宗教まではわからないといったときは、宗教を意識した言葉を使わないのが無難です。